東大卒夫婦は高校時代に二人ともZ会をやっていた|でも、使い方も効果も全く違った

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私たち夫婦には、ちょっとした共通点があります。

二人とも東大卒です。

そして高校時代、二人ともZ会の通信教育をやっていました。

こう書くと、

「やっぱり東大に入るような人は、Z会をやっているのか」

と思われるかもしれません。

でも、夫婦で当時の話をしてみると、同じZ会をやっていたのに、その使い方も、役に立ったと感じたところも、かなり違っていました。

妻は高校1年生からZ会を始め、英語、数学、国語などにかなり真面目に取り組んでいました。

一方の私は理系でしたが、Z会で特に真剣に取り組んだのは、意外にも国語でした。

そして二人とも、

「Z会をやっていたから東大に合格できた」

とは考えていません。

妻にいたっては、数学の答案が添削で真っ赤になって返ってきて、

「これはあまり意味がなかったかも」

と今では振り返っています。

それでも妻は、

「高校生に戻ったら、たぶんまたZ会をやる」

と言います。

私も、Z会で一つの問題をじっくり考えた時間は、今でも印象に残っています。

では、私たち夫婦は高校時代、Z会をどう使っていたのか。

何が役に立ち、何はうまく使えなかったのか。

30年以上前の体験ではありますが、二人の記憶をたどりながら、できるだけ正直に書いてみたいと思います。

妻が高校1年生でZ会を始めた理由

妻がZ会を始めたのは、高校1年生のときでした。

当時、学校の成績が優秀な生徒の多くがZ会をやっていたそうです。

妻自身も、代々木ゼミナールや河合塾の無料講習を受けたことがありました。

ところが、実際に授業を受けてみると、妻にはあまり合いませんでした。

先生の雑談などもあり、なかなか授業が進まない。

「これなら、一人で勉強したほうが効率がいい」

そう思ったそうです。

家にそれほど経済的な余裕がなかったこともあり、時間とお金をかけて予備校に通うより、自分のペースで勉強できるZ会を選びました。

受講していたのは、英語・数学・国語、そして化学や生物など。

教材をためてしまうこともなく、かなり真面目に取り組んでいたそうです。

今振り返って妻が良かったと感じているのは、問題のレベルや質です。

ただし、すべての教科でZ会をうまく使えたわけではありません。

特に数学では、かなり苦労したと言います。

ここが、妻のZ会体験で面白いところです。

数学は難しすぎて、答案が真っ赤になった

妻は数学が得意なタイプではありませんでした。

Z会の数学では、すぐに解答を見るのではなく、分からない問題でもかなりじっくり考えていたそうです。

それでも、どうしても分からない。

自分なりに答案を書いて提出すると、添削されて真っ赤になって返ってくることもありました。

妻は今振り返って、

「結局、考えても分からなくて、全部赤で直されて返ってくることもあった。あれはあまり意味がなかったかもしれない」

と言います。

これは、Z会について考えるうえで大切なことだと思います。

質の高い教材であれば、誰にでも効果があるわけではありません。

自分で考えられるレベルを大きく超えた問題を与えられても、考えるだけで終わってしまうことがあります。

妻の場合、数学については、難しい問題を一人で考え続けるよりも、誰かに考え方を教えてもらったほうが良かったのかもしれません。

一方で、同じZ会でも、妻が「東大受験に役立った」と強く感じている教科がありました。

国語です。

「何を答えればいいのか」が初めて分かった国語

妻は高校3年生の冬、Z会の国語の対面授業にも通いました。

通信教育とは違い、先生から直接教わる授業です。

この授業について妻は、

「国語で、何を答えなければならないのかが初めて分かった」

と振り返っています。

国語の記述問題は、文章を読んで自分の感想を書けばいいわけではありません。

問題が何を聞いているのか。

文章のどこを根拠にして、何を答案に書けばいいのか。

妻はそれまで、そうした「記述問題の答え方」そのものを、よく分かっていなかったそうです。

それがZ会の対面授業を受けたことで、少しずつ分かるようになった。

妻自身は、そこで文章を書く力も伸びたと感じています。

そして当時の東大入試には、現在とは異なる「後期日程」がありました。

妻はその後期日程で東大に合格しています。

本人は今でも、

「Z会で国語の答え方が分かったことは、後期試験の記述にも役立ったと思う」

と話しています。

もちろん、Z会の国語を受けたから東大に合格できた、と単純に言うことはできません。

ただ妻にとっては、自分一人では分からなかったことを、教えてもらうことで理解できた経験だったのだと思います。

数学では、一人で考えても十分に理解できなかった。

国語では、対面で教えてもらったことで理解が進んだ。

同じ人でも、教科や学び方によって、合う方法は違う。

妻の話を聞いていて、私はそこが一番興味深いと思いました。

一方、私は理系なのにZ会の国語に一番時間をかけた

私も高校時代、Z会をやっていました。

私は理系だったので、普通に考えれば数学や理科に力を入れていたと思われるかもしれません。

しかし、Z会で私が特に真剣に取り組んでいたのは、国語でした。

しかも、東大受験向けの難しいコースではなく、それよりも易しいレベルのコースを選んでいました。

数学などの難しい問題は、正直なところ、考えてもよく分からないことがありました。

分からないものを延々と考えていても仕方がない。

一方、国語は違いました。

すぐに解答を見るのではなく、

「この問題は何を聞いているんだろう」

「自分ならどう答えるだろう」

と、かなり長い時間をかけて考えていました。

そして、自分なりの答案を書いて提出する。

この作業を私は結構楽しんでいたのだと思います。

Z会では当時、成績優秀者の名前が掲載されることがあり、私は国語で何度かそこに名前が載りました。

理系の私にとって、それはちょっと嬉しい経験でした。

今になって考えると、Z会で身についたものが何だったのか、正確には分かりません。

ただ、簡単には答えを見ず、自分の頭で考えてから答案にする。

この時間そのものには、意味があったように思います。

妻は数学で「考えても分からなかった」と言いました。

私も数学では似たようなものでした。

ところが国語では、私は考えること自体を楽しめた。

ここでもやはり、難しい教材をやればいいのではなく、その子が自分で考えられるレベルであることが大切なのではないかと思います。

Z会をやれば東大に受かる、とは思わない

こうして振り返ると、私たち夫婦には、

「高校時代にZ会をやっていた」
「その後、二人とも東大に合格した」

という共通点があります。

でも私は、

「Z会をやったから東大に合格できた」

とは思っていません。

妻も同じです。

そもそも、Z会をやっていたすべての教科がうまくいったわけではありません。

妻は数学で苦労しました。

私も、数学などの難しい問題は、よく分からないまま終わることがありました。

反対に、妻は国語の対面授業が役に立ったと感じ、私は通信教育の国語でじっくり考えて答案を書くことを楽しんでいました。

同じ教材でも、教科によって違う。

同じZ会でも、人によって使い方が違う。

だから、

「難関大学を目指すならZ会をやればいい」

という単純な話ではないと思います。

大切なのは、その教材がその子の現在の学力や学び方に合っているかではないでしょうか。

難しすぎて、自分では何をやっているのか分からない。

親に言われなければ教材を開かない。

そんな状態なら、どれだけ評判のいい教材でも、十分に生かせないかもしれません。

逆に、

「もっと難しい問題をやってみたい」

「自分で考えてみたい」

「自分のペースで勉強したい」

という子にとっては、通信教育という学び方が合うこともある。

私たち夫婦のZ会体験を振り返って、私はそんなことを思います。

では、小学生のわが子にZ会をやらせるか?

私たち夫婦は高校時代、二人ともZ会をやっていました。

では今、小学生の息子たちにもZ会をやらせたいか。

ここは、少し慎重に考えています。

妻に、

「もし小学生のころにZ会のような通信教育があったら、やりたかった?」

と聞いてみました。

妻は小学生のころから勉強が好きで、学校の成績も良かったそうです。

もっと勉強したいという気持ちもありました。

実際、親には内緒で塾に通ったことまであったそうです。

そこで受験生向けの模試を受けてみると、受験のためのトレーニングを積んできた子たちにはかなわない、と感じたと言います。

そんな妻なら、

「小学生のころから通信教育をやりたかった」

と言うのかと思いました。

ところが、答えは違いました。

妻は、

「小学生の自分には、通信教育だけで勉強するのは難しかったと思う。対面で教えてくれる人や、大人のフォローが必要だったと思う」

と言いました。

これは私にとっても興味深い答えでした。

高校生になった妻は、予備校より一人で勉強するほうが効率がいいと考え、Z会を選びました。

しかし、小学生のころの自分には、同じ方法は合わなかっただろうと言うのです。

つまり、通信教育に向いているかどうかは、単純に「勉強ができる子かどうか」だけでは決まらないのだと思います。

自分で教材を開けるか。

分からなくても少し考えてみようと思えるか。

困ったときに親や先生に聞けるか。

そして何より、本人が「やってみたい」と思っているか。

私はそちらのほうが大切だと思っています。

だから今のところ、わが家でも、

「東大を目指すなら、小学生からZ会をやらせよう」

とは考えていません。

ただ、子どもが学校の勉強だけでは物足りなくなり、

「もっとやってみたい」

と言い始めたとき。

そのときには、通信教育も一つの選択肢になると思っています。

30年以上たった今、Z会はどう変わったのか

ここまで書いてきたのは、私たち夫婦が高校生だった30年以上前の話です。

当然ですが、現在のZ会は当時とは大きく変わっています。

今は小学生向けのコースもあり、紙の教材だけでなく、タブレットを使った学習も用意されています。

ただ、現在のZ会について調べてみると、昔から変わっていないと感じる部分もありました。

それが、「自分で考える」ことを大切にしている点です。

Z会では現在も、単に問題数をたくさんこなすのではなく、考えて答えを出す問題や、添削による学習を特徴の一つとしています。

これは、私が高校時代に国語の問題を長い時間考えて答案を書いていた経験とも重なります。

一方で、妻の数学のように、難しすぎて自分では理解できない状態になれば、良い教材でも十分に生かせないことがあります。

だから私は、

「Z会は良い教材だから、小学生なら誰にでもおすすめ」

とは考えていません。

大切なのは、今のわが子に合うかどうかです。

現在のZ会には小学生向けの資料も用意されています。

わが家でも、子どもが「もっと勉強してみたい」と言い始めたときには、まず現在の教材や学習方法を見て、本人に合いそうか考えてみたいと思っています。

まとめ|同じZ会でも、合う使い方は人それぞれ

私たち夫婦は、高校時代に二人ともZ会をやっていました。

そして、その後二人とも東大に合格しました。

でも、今回あらためて当時のことを話してみると、同じZ会でも使い方も、役に立ったと感じたところも、かなり違っていました。

妻は数学では苦労しましたが、国語では「何を答えればいいのか」が分かるようになり、記述力が伸びたと感じています。

私は理系でしたが、Z会で最も真剣に取り組んだのは国語でした。

だから私たちは、

「Z会をやれば東大に受かる」

とは考えていません。

むしろ二人の経験から感じるのは、

どんなに良い教材でも、その人に合わなければ十分に生かせない

ということです。

これは小学生でも同じだと思います。

周りがやっているから。

難関大学を目指しているから。

親が良い教材だと思ったから。

それだけで始める必要はないと思います。

本人がもっと学びたいと思ったとき。

自分で問題を考えることを楽しめるようになったとき。

そんなタイミングで、通信教育という選択肢を見せてあげればいい。

私たち夫婦が高校時代に使ったZ会と、現在のZ会は大きく変わっています。

それでも、自分で考え、自分の答案を作るという学び方には、今も通じるものがあるように感じます。

わが家でも、子どもたちが「もっと勉強してみたい」と言う日が来たら、そのときに改めて考えてみようと思っています。

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この記事で紹介したのは、30年以上前の私たち夫婦の体験です。現在のZ会は、教材や学習方法、添削の仕組みなども当時とは大きく変わっています。興味がある方は、現在の講座内容を公式資料で確認してみてください。

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