子どもが家で勉強しない!東大卒の父が「親の勉強管理」より大切だと思うこと

小学生の学び

「子どもが家で全然勉強しない」

「親が言わないと宿題すら始めない」

「やっぱり親が勉強を管理しないと、子どもの成績は伸びないのだろうか」

そんな悩みを持つ親は多いのではないでしょうか。

わが家にも、小学生の息子が2人います。

家庭学習は基本的に学校の宿題だけ。親がドリルを用意しても、家ではなかなかやりません。

しかし、私は以前ほど「家で勉強しないこと」を気にしなくなりました。

なぜなら、場所を変えると、自分から勉強することがあるからです。

そして考えてみれば、私自身もまったく同じでした。

私は親から勉強を管理された記憶がほとんどありません。それでも一浪して東京大学に入りました。そして浪人時代でさえ、自宅ではほとんど勉強できませんでした。

そんな自分自身の経験と、2人の息子を見ていて、今はこう考えています。

子どもを変えようとするより、まず環境を変えてみる。

この記事では、「家で勉強しない子ども」に親はどう関わればいいのか、私自身の経験をもとに考えてみます。

第1章 子どもが家で勉強しない。わが家も同じです

現在、私には小学5年生と小学3年生の息子がいます。

わが家の家庭学習は、基本的に学校の宿題だけです。

妻は、うんこドリルなど学校以外のドリルにも取り組んでほしいと考え、ポイント制を導入したことがあります。

「ドリルをやってポイントが貯まったら、好きなものを買える」という仕組みです。

子どもにとっては、悪くない条件のように思えます。

それでも、家ではほとんどやりません。

親が声をかけても、タブレットを見ていたり、別のことをしていたりする。

「せっかくドリルを買ったのだから、少しくらいやればいいのに」

親としては、そう思ってしまいます。

しかし、無理に机に座らせても、本人にやる気がなければなかなか続きません。

私自身、親から「勉強しなさい」と言われた記憶がほとんどありません。

中学受験もしていませんし、本格的に勉強を始めた中学生以降も、親に勉強を管理されたことはありません。勉強について親に相談した記憶も、ほとんどありません。

もちろん、中学受験などでは親のサポートが重要になる場面もあるでしょう。

ただ、本人がやる気になっていない状態で、親が強制するだけで勉強を続けさせることには限界があると私は考えています。

第2章 家ではやらないのに、場所を変えると勉強する

ところが、夏休みになると、息子たちに少し面白い変化がありました。

長男は小学校の子ども教室、次男は学童へ毎日通っています。

そこに「必ずこの時間にドリルをやりなさい」という決まりがあるわけではありません。

それでも、自分からドリルを持って行き、勉強することがあります。

家では何度声をかけてもタブレットを見続けている子どもたちが、場所が変わるだけで、自分から机に向かうのです。

読書も同じです。

家では、ほとんど本を読みません。

ところが、サッカーの帰りに図書館へ立ち寄ると、次男は自分からお気に入りのシリーズを探し、夢中になって読み始めます。

同じ子どもなのに、家ではやらないことを、場所が変わると自分からやる。

この様子を見ていて、私は「本人のやる気」だけの問題ではないのかもしれないと思うようになりました。

「勉強しない子」を変えようとする前に、「勉強しやすい環境」を探してみる。

その方が、親子ともに楽なのではないかと思ったのです。

第3章 浪人時代の私も「家では勉強できない」人間だった

実は、「場所が変わると勉強できる」というのは、私自身もまったく同じでした。

浪人時代、私は予備校に通っていました。

しかし、自宅ではほとんど勉強していません。

予備校に着くと、授業が始まるまでの1時間ほどを自習室で勉強しました。授業が終わったあとも、そのまま自習室に残って勉強しました。

ところが、自宅に帰ると違います。

食事をして、風呂に入り、そのあと勉強するのは1時間程度でした。

同じ人間なのに、予備校では何時間も勉強できるのに、自宅ではなかなか集中できない。

振り返ってみると、これは「意志が強いか弱いか」という問題だけではなかったと思います。

予備校の自習室に行けば、周囲も勉強しています。机の上には勉強に必要なものしかありません。

そこに座るだけで、自然と「勉強するモード」に入れたのです。

これは今でも変わりません。

私はnoteの記事を書くとき、自宅近くのカフェをよく利用します。

カフェに座ったら、「今日は1記事書いて帰る」と決める。そして実際に書き終えてから帰ります。

一方、自宅では、子どもに話しかけられたり、ほかのことが気になったりして、なかなか集中できません。

大人の私ですらそうなのです。

そう考えると、子どもにだけ「家でも集中して勉強しなさい」と求めるのは、少し酷なのかもしれないと思うようになりました。

第4章 子どもを変えるより、環境を変えてみる

だから私は、息子たちが家でドリルをやらないことを、以前ほど気にしなくなりました。

家でやらないなら、図書館でもいい。

学童でもいい。

子ども教室でもいい。

その子が自然と机に向かえる場所を見つければいいのです。

「家で勉強しない」という結果だけを見て、

「やる気がない」

「もっと勉強させなければ」

と考えるのではなく、まず環境を変えてみる。

例えば、図書館へ行ってみる。リビングでやっていた宿題を別の場所でやってみる。親も隣で読書や仕事をしてみる。

何が合うかは、子どもによって違うでしょう。

大切なのは、親が考える「正しい勉強場所」に子どもを合わせるのではなく、その子が自然と集中できる環境を探すことだと思います。

私は、親の役割は子どもの勉強を細かく管理することだけではないと思っています。

子どもが自分から学びやすくなる環境を整える。

それも、親にできる大切なサポートではないでしょうか。

まとめ|親が勉強を管理するより「学べる環境」を探してみる

子どもが家で勉強しないと、親としては心配になります。

「このままで大丈夫なのだろうか」

「もっと親が勉強を管理した方がいいのではないか」

私も、そう考えることがあります。

しかし、自分自身を振り返ると、私は親から勉強を管理された記憶がほとんどありません。それでも自分で東大を目指すようになり、一浪して合格しました。

そして浪人時代でさえ、自宅ではほとんど勉強できず、予備校の自習室では何時間も勉強できました。

今の息子たちも同じです。

家ではやらなくても、学童や子ども教室ではドリルをする。家では本を読まなくても、図書館へ行けば夢中になって読む。

だから私は、「子どもが勉強しない=本人のやる気がない」と簡単に決めつけない方がいいと思っています。

子どもを変えようとするより、環境を変えてみる。

家でやらないなら、別の場所を試してみる。

親が何度も「勉強しなさい」と言うより、その子が自然と机に向かえる場所や時間を一緒に探してみる。

親の役割は「勉強させること」ではなく、「自分から学べる環境を用意すること」なのかもしれません。

少なくとも私は、自分自身の経験と2人の息子を見ながら、今はそう考えています。

東大受験について私自身が感じている「10の誤解」は、こちらの記事にまとめています。

→ 地方公立高校から東大へ|塾なし・一浪で合格した私が考える10の誤解

また、実際に我が家で子どもの宿題やテストに親がどこまで関わっているのかは、こちらの記事で詳しく書いています。
→ 子どもの宿題を親は見るべき?東大卒の父が「ほとんど見ない」理由

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