子どもが家で勉強しない!東大卒の父が『親の勉強管理』より大切だと思うこと

小学生の学び

「うちの子、本当に家で勉強しないんです」

小学生の子どもを持つ親なら、一度はこんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。

学校から帰ってきても、勉強より先に遊ぶ。

ゲームをする。

漫画を読む。

親が何も言わなければ、自分から机に向かう気配もない。

そんな姿を見ていると、

「このままで大丈夫なのだろうか」

と心配になります。

我が家にも、小学生の息子が二人います。

家庭学習は基本的に学校の宿題が中心です。

私が毎日、

「勉強した?」

「ドリルをやりなさい」

「今日は○分勉強しなさい」

と細かく管理しているわけでもありません。

私自身も、小学生の頃から勉強熱心だったわけではありません。

塾には通わず、家に届いていた学研の教材も、勉強部分はほとんどやりませんでした。

それでも、その後、自分で勉強する必要性を感じるようになり、地方の公立高校から一浪して東京大学に進みました。

だから私は、

「小学生が自分から家で勉強しない=将来勉強できなくなる」

とは考えていません。

一方で、

「子どもに任せておけば、何もしなくていい」

とも思っていません。

親が勉強を管理することと、子どもの学びを見守ることは、別のことだと思うからです。

この記事では、現在二人の小学生を育てている父親として、子どもが家で勉強しないとき、親はどこまで関わればいいのかを考えてみます。

我が家の息子たちも、自分から勉強するわけではない

我が家の息子たちは、親が何も言わなくても毎日机に向かって勉強するような子どもではありません。

家に帰ってきて、時間があればやりたいことはたくさんあります。

友達と遊ぶ。

スポーツをする。

ゲームをする。

漫画を読む。

勉強より、そちらを選ぶことのほうが自然です。

家庭学習も、基本的には学校から出された宿題が中心です。

我が家の家庭学習をどこまでやるのかについては、こちらの記事で詳しく書いています。

→ 小学生の家庭学習は宿題だけで大丈夫?東大卒の父が考える「やらせすぎない」勉強法

だからといって私は、

「東大を目指すなら、小学生のうちからもっと勉強させなければ」

とは考えていません。

そもそも、息子たちに東大を目指すように言っているわけでもありません。

今の段階で私が気にしているのは、勉強時間の長さよりも、

学校で習っていることを理解できているか。

ということです。

特に算数の基本的な計算など、これからの学習の土台になるところでつまずいていないかは見ています。

学校の授業を理解できていて、宿題もできている。

それなら、空いた時間をすべて追加の勉強に使わせる必要はないと思っています。

むしろ小学生の今は、友達と遊んだり、スポーツをしたり、自分の好きなことに夢中になったりする時間も大切にしてほしい。

だから我が家では、

「家で何時間勉強したか」ではなく、「今の学習で困っていることがないか」

を見るようにしています。

私が「勉強しなさい」と管理しすぎたくない理由

親が子どもの勉強を管理することには、分かりやすいメリットがあります。

「今日はこのドリルを3ページ」

「毎日30分は勉強する」

と決めれば、少なくともその時間は勉強するでしょう。

何も言わないより、目の前の勉強量は増えるかもしれません。

それでも私は、子どもの勉強を親が管理しすぎることには慎重です。

一番気になるのは、

「勉強は親に言われたからやるもの」

になってしまうことです。

親が毎日、

「宿題やった?」

「勉強した?」

「早くやりなさい」

と言い続ければ、子どもは勉強するかもしれません。

しかし、いつまで親が言い続けるのでしょうか。

中学生になっても、高校生になっても、大学受験のときまで親が勉強を管理するのでしょうか。

私は、最終的には、

「自分に何が必要なのかを考えて、自分で勉強できるようになること」

のほうが大切だと思っています。

私自身、小学生の頃から計画的に勉強していたわけではありません。

高校時代にも勉強への意欲を失い、現役では東大に不合格になりました。

決して順調な道ではありません。

それでも、自分で失敗して、自分で考え、必要になったときには勉強する。

そうした経験をしながら、一浪して東大に合格しました。

だから息子たちにも、親が先回りしてすべてを管理するより、

自分で必要性に気づき、自分で動く経験を少しずつしてほしい

と思っています。

もちろん、小学生にいきなりすべてを任せるという意味ではありません。

困っていれば助ける。

分からないところがあれば一緒に考える。

必要な環境は用意する。

でも、親が子どもの代わりに「勉強する理由」まで作ってしまわない。

私は、そのくらいの距離感でいたいと思っています。

「勉強しなさい」と言わなければ、放っておいていいのか

では、子どもの自主性を大切にするなら、親は勉強について何も言わず、すべて本人に任せればいいのでしょうか。

私は、それも違うと思っています。

特に小学生のうちは、自分が何を理解できていて、何が分かっていないのかを、本人だけでは判断できないこともあります。

だから親は、勉強を管理するのではなく、子どもの状態を見る必要があると思っています。

たとえば、

学校の授業についていけているか。

宿題でいつも同じところにつまずいていないか。

基本的な計算が身についているか。

テストで同じような間違いを繰り返していないか。

こうしたことには気を配ります。

もし分からないところがあれば、一緒に考える。

基礎が抜けているなら、そこだけ復習する。

本人がもっと勉強したいと言えば、問題集や通信教育などの選択肢を用意する。

必要になれば、塾を利用することだってあるでしょう。

つまり私は、

「勉強を管理しない」ことと「子どもの勉強に関心を持たない」ことは、まったく違う

と思っています。

親が毎日の勉強量を決めなくても、子どもが困っていることには気づける。

そして必要なときには手を差し伸べる。

私が目指しているのは「放任」ではなく、

子どもが自分で進むことを基本にしながら、必要なときには親が支える

という関わり方です。

自分から勉強するようになるのは、いつなのか

「親が勉強を管理しなかったら、いつまでたっても自分から勉強しないのでは?」

そう心配する親もいると思います。

正直に言えば、いつ自分から勉強するようになるのかは、私にも分かりません。

小学生かもしれない。

中学生かもしれない。

高校生になってからかもしれません。

私自身も、小学生の頃から将来を考えて計画的に勉強していたわけではありません。

むしろ高校時代には、何のために東大を目指しているのか分からなくなり、勉強への意欲を失った時期もありました。

そして現役では東大に不合格になりました。

一浪することになり、初めて予備校に通いました。

そこで改めて、

「自分はどうしたいのか」

を考えながら、もう一度勉強することになりました。

親がもっと早くから私の勉強を管理していれば、現役で合格できたのかもしれません。

それは分かりません。

でも私は、遠回りや失敗も含めて、自分で考えて、自分で進路を決める経験をしたことには意味があったと思っています。

子どもが自分から勉強するようになる時期を、親が完全にコントロールすることはできません。

だからこそ私は、

「いつ自分から勉強するの?」と焦るより、自分で動き始めたときに動ける力を残しておくこと

のほうを大切にしたいと思っています。

もちろん、それまで何もしないということではありません。

基礎が身についているかを見る。

困っていれば助ける。

興味を持ったことには、学べる環境を用意する。

そうしながら、本人が「もっと知りたい」「勉強しなければ」と思う瞬間を待つ。

少なくとも私は、親に言われ続けなければ勉強できない状態にするより、自分で動き出せる子になってほしいと思っています。

親にできるのは、勉強させることより環境をつくること

では、子どもの勉強を細かく管理しないとしたら、親には何ができるのでしょうか。

私は、子どもが学びたいと思ったときに学べる環境をつくっておくことだと思っています。

分からないことを聞いてきたら、一緒に考える。

興味を持ったことがあれば、本を探してみる。

もっと問題を解きたいと言えば、問題集を用意する。

学校の勉強だけでは物足りなくなれば、通信教育や塾なども選択肢に入れる。

小学生のうちから塾に通う必要があるのかについては、こちらの記事で詳しく考えています。

→ 小学生に塾は必要?東大卒の父が「塾なしでも大丈夫」と考える理由

逆に、今の学校の勉強で困っていないのであれば、無理に勉強を増やさなくてもいい。

子どもによって、必要な環境は違います。

私と妻の小学生時代を比べても、まったく違いました。

私は勉強より、外遊びやソフトボール、漫画を描くことなどに夢中になっていました。

一方、妻は小学生の頃から勉強が好きで成績もよく、もっと学びたかったのに、何をすればいいのか分からなかったそうです。

妻のような子なら、親が問題集や本、通信教育などの選択肢を見せてあげれば、さらに学ぶことができたかもしれません。

だから私は、

「勉強しなさい」と子どもを机に向かわせることだけが、親の役割ではない

と思っています。

その子が今、何に困っているのか。

何に興味を持っているのか。

もっとやりたがっているのか。

それとも、今は勉強以外のことに夢中なのか。

それを見ながら、必要になったときに選択肢を用意する。

子どもを動かすのではなく、子どもが動き出したときに進める環境をつくる。

私は、親としてそこを大切にしたいと思っています。

まとめ|「勉強しない」より、子どもが自分で動けるようになることを大切にしたい

子どもが家で勉強していないと、親は不安になります。

周りの子が塾へ通ったり、毎日ドリルをやったりしていると、

「うちも何かやらせたほうがいいのでは?」

と思うこともあります。

でも私は、家で勉強する時間が長いことだけが、将来の学力につながるとは考えていません。

私自身、小学生の頃から勉強熱心だったわけではありません。

高校時代には勉強への意欲を失った時期もあり、現役では東大に不合格でした。

それでも、自分で必要性を感じて勉強し、一浪して東大に進みました。

だから息子たちにも、親が毎日勉強を管理して、

「言われなければ勉強しない子」

にするより、

「必要だと思ったときに、自分で考えて動ける子」

になってほしいと思っています。

もちろん、何もしないわけではありません。

学校の勉強を理解できているかを見る。

困っていれば助ける。

苦手なところがあれば補う。

もっと学びたいと言えば、そのための環境を用意する。

親にできるのは、子どもを無理に動かすことではなく、

見る。待つ。そして、必要なときに支える。

ことなのではないでしょうか。

「家で勉強しない」という今の姿だけを見て、将来まで心配しすぎる必要はないと私は思っています。

子どもには、自分で必要なことに気づき、自分で動き始める力がある。

私はその力を信じながら、必要なところだけ支えていきたいと思っています。

親が勉強を管理しすぎないとしても、「では親は何をすればいいのか?」という問題は残ります。わが家で考えている「管理」と「サポート」の違いについて、こちらの記事にまとめました。

関連記事:小学生の勉強はどこまで親が見る?東大卒の父が考える親のサポート

子どもに勉強をさせること以上に、「勉強そのものを嫌いにさせない」ことも大切だと考えています。詳しくは、「小学生が勉強を嫌いにならないために親ができること|東大卒の父が考える5つのこと」でも書いています。

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