「小学生は、毎日勉強する習慣をつけたほうがいい」
子育てや教育について調べていると、よく目にする言葉です。
「低学年のうちから毎日机に向かう習慣をつけましょう」
「学年×10分は家庭学習をしましょう」
そんな話を聞くと、
「うちの子、土日はほとんど勉強していないけど大丈夫かな?」
と心配になる親御さんもいるかもしれません。
わが家には、小学5年生と小学3年生の息子がいます。
私自身は、小学生が毎日必ず家庭学習をしなければならないとは考えていません。
基本は、学校から出された宿題をきちんとやる。
学校の授業についていけていて、宿題も終わっているのであれば、土日に追加の勉強をしなくてもいいと思っています。
では、その時間に何をしてほしいか。
できれば、本を読んでほしい。
でも、本を読まずに友達と思いっきり遊ぶのもいい。
スポーツをするのもいい。
自分が好きなことに夢中になるのもいいと思います。
小学生の時間は、勉強だけのためにあるわけではありません。
もちろん、学校の勉強が分からなくなっているなら話は別です。
復習が必要なこともあるでしょう。
また、本人がもっと勉強したいのであれば、それを止める必要もありません。
ただ、
「毎日勉強する習慣をつけるため」という理由だけで、宿題以外の勉強を毎日やらせる必要があるのだろうか。
私は少し疑問に思っています。
この記事では、2人の小学生を育てる父として、小学生に毎日の家庭学習は必要なのか、宿題と土日の勉強をどう考えているのかについて書いてみたいと思います。
わが家の家庭学習は「学校の宿題」が基本
わが家では、家庭学習の基本は学校から出される宿題です。
「毎日30分は家庭学習をする」
「宿題が終わったら、次はドリルをする」
といったルールは設けていません。
学校で授業を受ける。
出された宿題をする。
まずは、それでいいと思っています。
小学生は、平日の多くの時間を学校で過ごしています。
授業では国語、算数、理科、社会などを勉強します。
そして家に帰れば宿題があります。
それなのに、
「家でも毎日、さらに勉強しなければならない」
と最初から考える必要はないと思うのです。
ただし、これは、
「宿題さえ提出すれば、何も気にしなくていい」
という意味ではありません。
学校の授業が理解できているか。
計算や漢字など、基本的なことが身についているか。
分からないところをそのままにしていないか。
ここは見ておく必要があると思います。
もし学校の勉強で分からないところが増えているなら、必要な復習をすればいい。
反対に、学校の勉強を理解できていて、宿題もできているなら、
「毎日の勉強時間を確保するため」に追加の問題集をやらせる必要はない
というのが、今の私の考えです。
勉強時間を増やすことそのものが目的ではありません。
大切なのは、今、その子に追加の勉強が必要なのかだと思っています。
わが家が「宿題を家庭学習の基本」と考えている理由については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ 小学生の家庭学習は宿題だけで大丈夫?東大卒の父が考える「やらせすぎない」勉強法
宿題が終わっているなら、土日は勉強しなくてもいい
わが家では、土日に必ず勉強するというルールもありません。
学校から週末の宿題が出ていれば、それはやる。
でも、それが終わっているなら、
「今日はまだ勉強していないから、何かやりなさい」
とは基本的に言いません。
土曜日も日曜日も、一日まったく机に向かわないことがあります。
私は、それでもいいと思っています。
「毎日少しずつでも勉強したほうが、学習習慣が身につくのでは?」
という考え方もあるでしょう。
確かに、毎日決まった時間に勉強することで、勉強を始めるハードルが下がる子もいると思います。
でも私は、毎日勉強すること自体を目的にしたくありません。
学校の勉強が理解できている。
必要な宿題も終わっている。
それなら、せっかくの休日です。
友達と遊びに行ってもいい。
公園で思いっきり体を動かしてもいい。
家で好きなことをしてもいい。
家族で出かけてもいい。
そして私としては、時間があるなら本も読んでほしいと思っています。
読書なら、知らなかった世界に触れたり、自分の興味を広げたりすることができます。
ただ、だからといって、
「勉強の代わりに、土日は1時間読書しなさい」
と決めてしまえば、それも結局は親から与えられた課題になってしまいます。
本を読みたければ読む。
外で遊びたければ遊ぶ。
何かに夢中になったなら、とことんやってみる。
小学生の休日には、そんな自由な時間があっていいと思っています。
「毎日勉強する習慣」より大切だと思うこと
私は、勉強する習慣そのものを否定しているわけではありません。
自分から毎日本を開いたり、問題を解いたりする子なら、それは素晴らしいことだと思います。
ただ、
「毎日勉強する子にするために、親が毎日勉強させる」
ことには、少し違和感があります。
親から、
「宿題やった?」
「今日はドリルやった?」
「まだ勉強してないでしょ」
と毎日言われ続ける。
それで机に向かう習慣がついたとしても、親が何も言わなくなったときに勉強するかどうかは分かりません。
私が息子たちに身につけてほしいのは、
毎日決まった時間に机に向かう力より、必要になったときに自分で勉強できる力です。
分からないことがある。
もっと知りたいことがある。
できるようになりたいことがある。
将来、行きたい高校や大学が見つかる。
そんなときに、
「じゃあ、どうすればいいだろう」
と自分で考えて、必要なら勉強を始める。
私は、そちらのほうが長い人生では大切だと思っています。
私自身も、小学生のころから毎日何時間も勉強していたわけではありません。
それでも高校生になり、自分で東大を目指すようになりました。
一度失敗しても、浪人してもう一度勉強しました。
だから、
小学生のうちに毎日の勉強習慣が完成していなければ、将来勉強できない
とは考えていません。
小学生の今は、親が勉強を習慣化させること以上に、
自分で興味を持つこと、自分で考えること、自分からやってみること
を大切にしたいと思っています。
ただし、勉強が分からなくなっているなら話は別
ここまで、
「家庭学習は宿題が基本でいい」
「土日は勉強しなくてもいい」
と書いてきました。
ただし、前提があります。
学校の授業をある程度理解できていることです。
例えば、算数の授業が分からなくなっている。
漢字がほとんど書けない。
宿題も一人では進められない。
そんな状態なのに、
「小学生は宿題だけでいい」
と放っておくのは違うと思います。
まず、どこで分からなくなったのかを確認する。
必要なら、教科書を一緒に見直す。
簡単な問題まで戻ってみる。
学校の先生に相談するのもいいでしょう。
その子に必要なら、問題集や通信教育などを使う選択肢もあります。
逆に、学校の勉強を問題なく理解している子に、
「みんながやっているから」
「将来困らないように」
という理由だけで、次々と教材を増やす必要もないと思います。
私は、
勉強する量を先に決めるのではなく、その子に今何が必要なのかを見る
ことのほうが大切だと考えています。
必要なら勉強する。
必要がなければ、空いた時間を別のことに使う。
そして本人が、
「もっとやりたい」
と思ったときには、その気持ちを応援する。
家庭学習も、そのくらい柔軟でいいのではないでしょうか。
子どもの勉強を親がどこまで見ればいいのかについては、こちらの記事にまとめています。
→ 小学生の勉強はどこまで親が見る?東大卒の父が考える親のサポート
まとめ|小学生は、毎日勉強しなくてもいいと思う
小学生は毎日勉強したほうがいいのか。
私の答えは、
「必ずしも毎日、家庭で追加の勉強をする必要はない」
です。
わが家では、家庭学習の基本は学校の宿題です。
学校の授業を理解できていて、必要な宿題も終わっている。
それなら、土日に勉強をしない日があってもいいと思っています。
空いた時間には、本を読んでほしい。
でも、友達と思いっきり遊ぶのもいい。
スポーツをするのもいい。
自分の好きなことに夢中になるのもいい。
小学生の時間は、将来の受験のためだけにあるわけではありません。
もちろん、学校の勉強が分からなくなっているなら、必要な復習をすればいい。
本人がもっと勉強したいのであれば、どんどんやればいいと思います。
大切なのは、
「毎日○分勉強する」と先に決めることではなく、今その子に何が必要なのかを見ること。
そして私が息子たちに身につけてほしいのは、
親に言われたから毎日勉強する習慣ではなく、必要になったときに自分から学べる力です。
今は宿題をする。
終わったら遊ぶ。
ときには本を読む。
何か面白いことを見つけたら、夢中になってやってみる。
そんな小学生時代でもいいのではないでしょうか。
勉強する必要が出てきたときには、そのときに自分で考えて始めればいい。
私は、その力のほうを大切にしたいと思っています。


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