「子どもの運動神経を良くしたいなら、どんな習い事をさせればいいのだろう?」
体操。
水泳。
サッカー。
武道。
子どもの運動系の習い事には、たくさんの選択肢があります。
我が家も、小学校入学の頃からいくつかのスポーツを経験してきました。
長男は、
・剣道
・サッカー
・体操
・水泳
の4つです。
次男も2歳下ですが、水泳以外はほぼ同じように経験しました。
現在まで続いているのはサッカーです。
剣道、体操、水泳は、小学校低学年までに辞めています。
では、こうした習い事によって、息子たちの運動神経は良くなったのでしょうか。
二人の成長を振り返った私の答えは、
「どれも役に立った。でも、運動神経が良くなった一番の理由ではない」
です。
実は長男は、小学1年生で受けた新体力テストで、すでにA評価でした。
運動系の習い事を本格的に始めてから、それほど時間が経っていない時期です。
つまり我が家の場合、習い事を始める前に、ある程度の運動能力の土台ができていた可能性があります。
一方で、4つのスポーツを経験したことで得られたものも、それぞれ違いました。
この記事では、剣道、サッカー、体操、水泳を実際に経験した息子たちを見て、「運動神経を伸ばすための習い事をどう考えればいいのか」について、我が家の経験から考えてみます。
長男が経験した4つの運動系の習い事
長男が小学校低学年の頃に経験した運動系の習い事は、剣道、サッカー、体操、水泳の4つです。
同じ「運動系の習い事」でも、やってみると身につくものはかなり違いました。
剣道|指導者から「才能がある」と言われた
剣道は小学1年生から始めました。
週1回の稽古でしたが、長男には比較的合っていたようです。
試合にも出場し、勝つこともありました。
指導者から「才能がある」と言われたこともあります。
剣道では、竹刀を振るだけではありません。
相手との距離を見る。瞬間的に前へ出る。止まる。姿勢を保つ。
そうした動きを経験できたことは、長男にとってプラスだったと思います。
サッカー|唯一、現在まで続いている
サッカーも小学1年生から始めました。
4つの中で、現在まで続いている唯一の習い事です。
週1回の練習ですが、長男はサッカーが好きで、試合では得点を決めることも多くありました。
走りながらボールを扱う。
相手や味方の位置を見る。
急に止まったり、方向を変えたりする。
サッカーでは、さまざまな動きを同時に経験します。
体操|前方宙返りまでできるようになった
体操も週1回通っていました。
マット運動を中心に、普段の外遊びや球技とは違う体の使い方を経験しました。
最終的には、前方宙返りまでできるようになりました。
体操は、普段の外遊びや球技とは違う体の使い方を経験できたという意味で、やって良かったと思っています。
水泳|運動が得意でも、水泳は得意ではなかった
一方で、水泳はあまり得意ではありませんでした。
習ってはいましたが、他のスポーツのように「得意」と言えるところまではいきませんでした。
次男も走ったりボールを使ったりする運動は得意ですが、水泳は苦手です。
この経験から私が感じたのは、「運動神経が良い=どんなスポーツでも得意」というわけではないということです。
子どもによって、得意な動きも、好きなスポーツも違います。
だからこそ、「運動神経を良くするなら、この習い事が一番」と単純には決められないのだと思います。
習い事を始める前から、新体力テストはA評価だった
4つのスポーツを経験したと書くと、
「それだけ習い事をしていたから、運動神経が良くなったのでは?」
と思われるかもしれません。
私も最初は、習い事の影響はかなり大きかったのではないかと思っていました。
しかし、息子たちの成長を振り返ってみると、一つ気になることがあります。
長男は、小学1年生で受けた新体力テストですでにA評価でした。
剣道、サッカー、体操、水泳を始めたのは、小学校入学前後です。
つまり、新体力テストを受けた時点では、習い事を始めてからまだそれほど時間が経っていません。
週1回の習い事を数か月経験しただけで、運動能力の土台がすべて作られたとは考えにくい。
そう考えると、長男の場合は、習い事を始める前の生活にも大きな意味があったのではないかと思うようになりました。
思い当たるのは、やはり幼い頃の外遊びです。
我が家では、休日になると毎週のように公園へ出かけていました。
訪れた公園は100か所以上。
走る。
登る。
ぶら下がる。
跳ぶ。
バランスを取る。
転んだら、またやってみる。
そんな遊びを何時間も繰り返していました。
もちろん、新体力テストA評価の原因が外遊びだったと証明することはできません。
生まれ持った個人差もあるでしょう。
ただ、少なくとも我が家の場合、「運動系の習い事をたくさんさせたから、運動が得意になった」だけでは説明できないと思っています。
それでも習い事をやって良かったと思う理由
では、運動神経の土台が習い事を始める前にできていたのなら、運動系の習い事は必要なかったのでしょうか。
私は、そうは思いません。
習い事をやって良かったと思っています。
なぜなら、外遊びだけでは経験しにくいことを、それぞれのスポーツから学べたからです。
剣道では、相手と向き合い、礼をして、決められたルールの中で勝負することを経験しました。
体操では、マット運動を通して、普段の遊びとは違う体の使い方を経験しました。
サッカーでは、自分一人ではなく、仲間と協力して試合をする楽しさを知りました。
水泳では、得意ではないことにも挑戦しました。
そして、習い事には先生やコーチから教えてもらえるという大きなメリットもあります。
外遊びでは、子どもは自分の好きなことを自由にやります。
一方、習い事では、自分では選ばないような動きにも挑戦します。
できなかったことを教えてもらい、練習して、できるようになる。
試合に出る。
勝つ。
負ける。
仲間と一緒に練習する。
こうした経験は、単に「運動神経を良くする」という言葉だけでは測れない価値があったと思っています。
だから私は、
外遊びか、習い事か。
という二者択一ではないと思います。
外遊びには外遊びの良さがあり、習い事には習い事の良さがある。
我が家の場合は、幼い頃の自由な遊びで体を動かす土台ができ、そこに習い事で新しい動きや経験が加わっていった。
今振り返ると、そんな順番だったのではないかと思っています。
「運動神経を伸ばすなら何を習わせる?」と聞かれたら
では今、「子どもの運動神経を伸ばすために、一つだけ習い事を選ぶなら何がいいですか?」と聞かれたら、私は何と答えるでしょうか。
体操でしょうか。
水泳でしょうか。
サッカーでしょうか。
私は、競技名だけで決める必要はないと思っています。
我が家でも、長男は剣道では「才能がある」と言われ、体操では前方宙返りまでできるようになりました。
サッカーは現在まで続いています。
一方、水泳はそれほど得意ではありませんでした。
同じ子どもでも、競技によって得意・不得意があります。
そして、もっと大きいのが「本人が好きかどうか」です。
好きなスポーツなら、
「もっとやりたい」
「うまくなりたい」
「次は勝ちたい」
と自分から動きます。
反対に、どれほど「運動神経に良い」と言われる習い事でも、本人が嫌で仕方なければ長くは続きません。
我が家では、剣道、体操、水泳は途中で辞めました。
それを失敗だったとは思っていません。
やってみたからこそ、向いていること、向いていないこと、好きなこと、そうでもないことが少しずつ分かってきたからです。
まずやってみる。
合わなければ、別のものをやってみる。
それでいいのではないでしょうか。
私が「運動神経を伸ばす習い事」を選ぶうえで一番大切だと思うのは、評判の良い競技を親が選ぶことより、子ども自身が夢中になれるものを見つけることです。
小学5年生で、自分からバスケを始めた
「本人がやりたいと思うことが大切」
そう強く感じた出来事が、長男のバスケットボールでした。
実は私は、中学3年間バスケットボール部でした。
私にとって、とても楽しかった思い出があります。
そのため長男が小学1年生の頃、一度バスケットボールチームの体験へ連れて行ったことがあります。
しかし、長男はまったく興味を示しませんでした。
Bリーグの試合にも二度連れて行きました。
それでも、
「バスケをやりたい」
とは言いませんでした。
私も、それ以上は勧めませんでした。
ところが小学5年生になったある日、長男が突然、
「バスケをやりたい」
と言い出しました。
放課後に友達とバスケットボールをするようになり、サッカーの友達も何人かチームに入ったことがきっかけでした。
小学1年生の時には、親が体験へ連れて行っても始めなかった。
それが4年後、自分からやりたいと言ったのです。
入団すると、週3回の練習にも積極的に参加するようになりました。
最初の体験練習では、シュートゲームで優勝。
その後、早い段階から上級生と一緒に練習するようになり、初めて出場した公式戦では得点も決めました。
私がバスケットボールを教えていたわけではありません。
むしろ、本人がやりたいと思うまで待っていただけです。
この経験からも、私は「何を習わせるか」と同じくらい、「いつ本人がやりたくなるか」も大切なのだと思うようになりました。
親が「今が始めどき」と思っても、子どもにとっては違うかもしれません。
反対に、本人のタイミングが来れば、親が何も言わなくても夢中になって取り組むことがあります。
まとめ|習い事は「運動神経を良くするため」だけに選ばなくていい
長男は、剣道、サッカー、体操、水泳を経験しました。
どの習い事にも、それぞれ良さがありました。
剣道では、相手と向き合って勝負する経験。
サッカーでは、仲間と一緒にプレーする楽しさ。
体操では、普段とは違う体の使い方。
水泳では、苦手なことに挑戦する経験。
どれも、やって無駄だったとは思いません。
ただ、二人の息子を見てきた今、私は「運動神経を良くするために、何を習わせるべきか」だけを考える必要はないと思っています。
長男は、小学1年生の新体力テストですでにA評価でした。
その土台には、習い事だけではなく、それ以前の公園遊びなど、日常的に体を動かしていた時間も関係していたのではないかと思います。
そして習い事を始めてからも、すべてを続けたわけではありません。
合わなければ辞める。
別のものに興味を持ったら、やってみる。
それでいいと思っています。
小学1年生では興味を示さなかったバスケットボールを、小学5年生になって自分から始めた長男を見ていると、なおさらそう思います。
親が選んだ「運動神経に良さそうな習い事」よりも、
本人が「やってみたい」と思えるもの。
そして、
「もっとやりたい」と思えるもの。
それを見つけることの方が、長い目で見れば大切なのかもしれません。
子どもの運動能力を伸ばす方法に、一つの正解はないと思います。
だから我が家ではこれからも、親が一つのスポーツに決めてしまうのではなく、いろいろな経験ができる機会をつくりながら、本人が夢中になれるものを見守っていきたいと思っています。
息子2人の新体力テストA評価、遺伝、外遊び、習い事など、我が家の運動子育て全体はこちらの記事にまとめています。
→ 子どもの運動神経を良くするには?息子2人が新体力テストA評価になるまでにやったこと
習い事を始める前の幼児期にどんな遊びをしていたのか、100か所以上の公園と放課後遊びについてはこちらで詳しく書いています。


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