高校で部活を続けると東大受験に不利?東大卒の私が考える勉強との両立

東大・学歴

「東大を目指すなら、高校では部活をやめて勉強に集中したほうがいいのだろうか。」

難関大学を目指す高校生や、その保護者なら、一度は考えることかもしれません。

部活を続ければ、当然その分だけ勉強できる時間は減ります。

平日の放課後は練習。

土日には試合。

家に帰れば疲れている。

そう考えると、

「東大を目指すなら、部活をしないほうが有利なのでは?」

と思うのも自然です。

私は中学生のころ、バスケットボール部に入り、部活に熱中していました。

しかし、高校では部活に入りませんでした。

では、その分たくさん勉強して、現役で東大に合格したのか。

違います。

私は高校2年生から3年生にかけて勉強へのやる気を失い、現役の東大受験では不合格になりました。

部活をしていなかったのだから、時間はあったはずです。

それでも、勉強したとは限りませんでした。

この経験から私は、

「部活をやめれば、その時間がそのまま勉強時間になる」

とは考えていません。

もちろん、本格的な部活動と東大受験を両立するのは簡単ではないでしょう。

勉強時間をどう確保するかという問題もあります。

しかし、大学受験は単純に「自由時間が何時間あるか」だけで決まるものでもないと、私は自分自身の経験から感じています。

この記事では、

高校で部活を続けることは、本当に東大受験に不利なのか。

高校では部活をせず、それでも現役では東大に不合格になった私自身の経験から考えてみたいと思います。

私は高校で部活をしていなかった。それでも東大に落ちた

私は中学生のころ、バスケットボール部に入っていました。

放課後は部活。

バスケットボールに熱中した中学時代でした。

しかし、高校では部活に入りませんでした。

今考えれば、放課後の時間はかなり自由だったはずです。

部活の練習もない。

休日の試合もない。

「大学受験では、部活をしていない生徒のほうが勉強時間を確保できる」

と考えるなら、私は有利だったことになります。

ところが、実際はそうなりませんでした。

高校2年生ごろから、私は勉強へのやる気を失っていきました。

時間はある。

でも、勉強する気にならない。

東大を目指しているはずなのに、

「なぜ自分は東大を目指しているのだろう」

と、自分でも分からなくなっていました。

結局、現役では東大に不合格になりました。

この経験から私が思うのは、

「勉強できる時間」と「実際に勉強する時間」は違う

ということです。

部活を1日2時間やめれば、自由な時間は2時間増えるでしょう。

でも、その2時間を毎日集中して勉強するとは限りません。

スマホを見るかもしれない。

ゲームをするかもしれない。

何となく過ごしてしまうかもしれない。

私の高校時代には今のようなスマホはありませんでしたが、時間があったからといって、その時間を有効に使えたわけではありません。

だから私は、

「東大を目指すなら、まず部活をやめるべきだ」

とは思いません。

考えるべきなのは、部活をしているかどうかだけではなく、

限られた時間の中で、自分が本当に勉強に向かえているか。

そちらではないかと思います。

部活を続ける一番の問題は、やはり「時間」

部活をしていても東大を目指せる。

そう書くと、

「では、部活をどれだけやっても受験には関係ないのか」

と思うかもしれません。

もちろん、そんなことはないと思います。

部活を続ければ、その分だけ自由に使える時間は減ります。

放課後に2時間練習すれば、その2時間は勉強には使えません。

土日に試合があれば、一日の大部分を使うこともあるでしょう。

さらに、練習から帰って疲れていれば、机に向かっても集中できないことがあります。

特に高校3年生になり、大学受験が近づいてくれば、必要な勉強量も増えていきます。

だから、

部活と東大受験の両立が簡単だとは思いません。

部活に使う時間が多ければ多いほど、残された時間をどう使うかは重要になります。

ただ、ここで私が考えたいのは、

「部活の時間をゼロにすれば解決するのか」

ということです。

私自身、高校では部活をしていませんでした。

それでも、空いた時間をすべて勉強に使えたわけではありません。

逆に、部活をしているからこそ、

「今日は1時間しかないから集中してやろう」

と考える人もいるでしょう。

つまり、受験で重要なのは単純な自由時間の長さだけではなく、

限られた時間をどう使うか

だと思います。

部活を続けるなら、勉強時間が少なくなるという現実は受け入れる。

そのうえで、自分に必要な勉強を考え、残った時間を使う。

それでも必要な勉強時間を確保できないのであれば、そのとき初めて部活との付き合い方を考えればいいのではないでしょうか。

「東大に行きたいから部活をやめる」の前に考えたいこと

もし高校生の子どもが、

「東大に行きたいから、部活をやめようと思う」

と言ったら、私はまず理由を聞くと思います。

本当に勉強時間が足りないのか。

部活そのものをやめたいのか。

それとも、

「東大を目指すなら、部活なんてしている場合ではない」

と思い込んでいるのか。

ここは大きな違いです。

私は高校時代、部活をしていませんでした。

それでも高校2年生から3年生にかけて、勉強へのやる気を失いました。

そのころの私は、

「なぜ東大を目指しているのか」

が、自分でもよく分からなくなっていました。

時間がなかったわけではありません。

むしろ時間はありました。

それでも、目標に納得できていなければ、なかなか勉強には向かえませんでした。

だから私は、東大受験のために何かをやめるとき、

「勉強時間が増えるから」という理由だけで決めなくてもいい

と思っています。

高校生活は大学受験だけではありません。

部活が楽しい。

仲間と一緒に試合に出たい。

最後の大会まで続けたい。

本人がそう思っているのであれば、その時間にも価値があります。

もちろん、東大に本気で行きたいのに、部活が忙しすぎて必要な勉強がまったくできないのであれば、どこかで選択が必要になることもあるでしょう。

でも、そのときも、

「東大受験だから部活をやめるべき」

ではなく、

「自分は何を大切にしたいのか。そのために何を選ぶのか」

を本人が考えることが大切だと思います。

大学受験が終わったあとに残るのは、合否だけではありません。

自分で考えて選んだ経験も、その後の人生に残っていくのではないでしょうか。

部活をいつまで続けるかに、全員共通の正解はない

では、東大を目指す高校生は、部活をいつまで続ければいいのでしょうか。

高校3年生の春まで。

夏の大会まで。

もっと早く引退して、受験勉強に集中する。

いろいろな考え方があります。

でも私は、

「東大を目指すなら、高3の○月までに部活をやめるべき」

という全員共通の正解はないと思っています。

部活によって練習時間は違います。

本人の学力も違います。

得意科目、苦手科目も違います。

そして何より、東大まであとどのくらい学力を伸ばさなければならないかも、人によって違います。

だから大切なのは、引退時期そのものより、

今の生活を続けながら、必要な勉強ができているか

を見ることだと思います。

模試や過去問などで自分の現在地を確認する。

必要な勉強量を考える。

その勉強時間を、部活を続けながら確保できるのかを考える。

できているなら、無理に早く部活をやめる必要はないでしょう。

反対に、どう考えても時間が足りないのであれば、練習への参加方法や引退時期を考える必要があるかもしれません。

ただ、私は高校で部活をしていなかったからこそ、

「部活をやめれば受験勉強に集中できる」と単純には考えないほうがいい

とも思っています。

大切なのは、部活をやめた日ではありません。

そのあと実際に、自分がどう時間を使うかです。

部活を最後までやり切ってから受験勉強に集中する子もいる。

早めに区切りをつける子もいる。

どちらが正解ということではなく、

自分の現在地を知り、自分で必要な選択をする。

それが大学受験では大切なのではないでしょうか。

部活で得た経験は、受験とは別の価値がある

私は高校では部活をしていませんでしたが、中学生のころはバスケットボール部に入り、バスケに熱中していました。

毎日のように練習する。

試合に勝って喜ぶ。

負けて悔しい思いをする。

仲間と一緒に一つのことに取り組む。

当時は、

「この経験が将来何の役に立つのか」

などと考えていたわけではありません。

ただ、バスケットボールが好きだったからやっていました。

でも今振り返ると、そうやって何かに夢中になった時間は、私の中に残っています。

だから私は、自分の子どもたちにも、

「大学受験に役立つかどうか」だけで、部活やスポーツの価値を判断したくない

と思っています。

もちろん、高校生になれば大学受験も重要です。

東大を目指すのであれば、かなりの勉強が必要になるでしょう。

それでも高校生活のすべてを、

「東大合格にプラスか、マイナスか」

だけで判断する必要はないと思います。

部活に夢中になる。

仲間と一緒に頑張る。

思うような結果が出ずに悔しい思いをする。

それでも次の練習に行く。

そうした経験には、受験勉強とは別の価値があります。

そして、大学受験が終われば人生が終わるわけではありません。

東大に合格することも一つの目標ですが、

高校時代に何を経験したかも、その人の人生の一部です。

だから、本人が部活を続けたいと思っているのであれば、私は「東大受験に邪魔だから」という理由だけで簡単にやめる必要はないと思っています。

必要になったときに、自分で優先順位を考える。

その選択も含めて、高校生活なのではないでしょうか。

まとめ|東大受験のために、部活をやめればいいわけではない

高校で部活を続けると、東大受験に不利なのか。

部活をすれば、その分だけ勉強に使える時間は減ります。

練習や試合で疲れることもあります。

その意味では、部活と東大受験を両立するのは簡単ではないと思います。

でも私は、

「東大を目指すなら、部活をやめたほうがいい」

とは考えていません。

私自身、高校では部活をしていませんでした。

時間はあったはずです。

それでも高校2年生から勉強へのやる気を失い、現役では東大に不合格になりました。

この経験から分かったのは、

時間があることと、その時間を勉強に使えることは同じではない

ということです。

大切なのは、部活をしているかどうかだけではありません。

今の自分の学力はどのくらいなのか。

東大合格までに何が足りないのか。

そのための勉強時間を確保できているのか。

まずはそこを見る。

そのうえで部活との両立が難しいのであれば、本人がどうするかを考えればいいと思います。

最後の大会まで続ける。

早めに引退する。

練習への参加を減らす。

選択は人によって違っていい。

そして忘れたくないのは、高校生活は大学受験だけのためにあるわけではないということです。

部活に夢中になった時間や、仲間と一緒に頑張った経験にも価値があります。

東大に合格することだけを考えて、高校生活のすべてを決める必要はありません。

「東大に受かるためには何を捨てるべきか」ではなく、「自分は何を大切にしたいのか。そのために時間をどう使うのか」。

私は、そのことを本人が考えて選ぶことのほうが大切だと思っています。

関連記事:部活と大学受験について書いた記事はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました